木村忠正の仕事部屋(ブログ版)

ネットワーク社会論、デジタル人類学・社会学研究者のブログです。

2024-01-01から1年間の記事一覧

立教社会SDS(ソーシャルデータサイエンス)が目指すもの

*本記事は、立教大学社会学部に関心を持つ方々、大学で社会科学的観点からデータサイエンスを学びたい受験生を念頭に置いたものです。また、筆者はコース準備責任者を務めておりますが、本記事は、筆者自身の個人的な「ソーシャルデータサイエンス」への考…

立教社会SDS(ソーシャルデータサイエンス)コース2025年度から開設します!

*本記事は、立教大学社会学部に関心を持つ方々、大学で社会科学的観点からデータサイエンスを学びたい受験生を念頭に置いたものです。また、所属組織とは独立した、SDSコースに対する筆者個人の見解も述べております。SDSコースが現在準備中のため、内容が…

「ボロは着てても心は錦」でいいのか?~グローバル学術研究の進展と日本の高等教育~

この記事は、日本の高等教育に関心のある方を念頭にしたものです。予めご承知おきください。 筆者は、2022年度、23年度と、古巣である駒場キャンパスで、学部後期学生と大学院生向けの「ハイブリッド・エスノグラフィー」に関する演習を担当しました。ソーシ…

深層学習の父Geoffrey Hinton「デジタル知性は、生物的知性に取って代わるのか?」

※この記事は、授業で接している学生の皆さんを対象としたものです。予めご承知おきください。 深層学習の父であるGeoffrey Hinton博士は、長年研究・教育に携わり、深層学習のブレイクスルーにより、グローバル社会でのAI中心の一つとすることに多大な貢献を…

「ダンバー階層(Dunbar layers)」と自民党派閥

※この記事は、授業で接している学生の皆さんを対象としたものです。予めご承知おきください。 自民党の政治資金問題が拡大し、派閥解散が報じられた際、自民党派閥のメンバー数と「ダンバー数(Dunbar‘s number)」との関連を興味深いと感じた方も多いでしょ…