木村忠正の仕事部屋(ブログ版)

ネットワーク社会論、デジタル人類学・社会学研究者のブログです。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

機械とヒト

人工知能についての議論が活発になっています。 わたしは、1980-90年代、「認知革命」=第二次AIブームと言われた時期に、「認知人類学」という分野に興味を持ち、人類学におけるもっとも基盤となる専門分野にしました。 University at Buffaloの指導教員で…

アラブの春はソーシャルメディア革命だったのか

小職は、拙著(木村忠正(2012)『デジタルネイティブの時代』平凡社新書)序章で、「アラブの春はソーシャルメディア革命だったのか」を論じました。「アラブの春」は、ソーシャルメディアと民主主義との関係について、多様な議論を引き起こしてきています…

グローバル化の進展と文系大学院教育

この拙文も、立教大学社会学部、大学院社会学研究科に関心のある方、受験生、在学生、卒業生を念頭に書いています。この点、予め、ご承知おきください。 4年前に東大駒場から立教社会に移る際に考えたことを、改めて振り返り、前回の記事では、学部教育につ…

立教に移って4年度目~大学は気球・国立より優れた教育環境~

この拙文は、立教大学社会学部、大学院社会学研究科に関心のある方、受験生、在学生、卒業生を念頭に書いています。この点、予め、ご承知おきください。 私は2015年度に、東大駒場(総合文化研究科)から、立教社会に移りました。 前職は、私が日本で文化人…